ubuntu AFT仕様のHDDをパーティション切り直し

[cc lang=’text’ ]
(parted) mkpart primary 0 -0
警告: 操作の結果できるパーティションはアライメントが正しくないためにパフォーマンスがでません。
無視(I)/Ignore/取消(C)/Cancel?
[/cc]

以前HDDを追加した時に作ったパーティションで無視した上のような警告メッセージ。

Advanced Format Technology(AFT)仕様のHDDではこのメッセージはだいぶよろしくないものらしい。

Advanced Format Technologyってのは、今までのHDDは1セクタが512バイトで出来てるんやけど

このHDDは1セクタ4096バイトにセクタ単位の量が増えたと。(ビッグセクタ)

 

で、もともとOSは4096バイト単位でデータを扱うように出来てるので

ビックセクタのHDDにパーティションを設定する時に、起点がセクタの途中になってると

最小の4096バイトをHDDに書きこむ時に、1セクタが4096バイトなビッグセクタHDDの場合

HDDのセクタが二つにまたがって書き込まれてしまって

パフォーマンスも悪いし、何よりHDDの寿命も縮める事になると。

 

あとこのこの警告メッセージはAFT仕様じゃないHDDでも出るみたいで

そん時は無視で良さそう。

 

最近の大きめのHDD。特に Western Digital 製はこの仕様が多いようで。

parted -l でHDDの情報が見れるのでそれで確認出来ますな。

[cc lang=’text’ ]
root@server:~# parted -l
モデル: ATA WDC WD15EARX-00P (scsi)
ディスク /dev/sda: 1500GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: gpt
[/cc]

こんな感じで物理セクタサイズが4096BになってればAFT仕様のHDD。

 

何しかこのままでは困る。

って訳でHDDのパーテイション作りなおしとフォーマットしなおしをやってしまおうと。

 

まずは中のデータを他のところに退避してからHDDをumount。

[cc lang=’text’ ]
root@server:~# umount /mnt/FrontDisk
[/cc]

 

mount で全部外れてるのを確認して作業開始

[cc lang=’text’ ]
root@server:~# parted /dev/sda
GNU Parted 2.2
/dev/sda を使用
GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには ‘help’ と入力してください。
[/cc]

 

print で現状を確認

[cc lang=’text’ ]
(parted) print
モデル: ATA WDC WD15EARX-00P (scsi)
ディスク /dev/sda: 1500GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: gpt

番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
1 17.4kB 1500GB 1500GB ext4 primary
[/cc]

 

作成済みの1のパーティションを削除

[cc lang=’text’ ]
(parted) rm 1
[/cc]

 

消えてるのを確認

[cc lang=’text’ ]
(parted) print
モデル: ATA WDC WD15EARX-00P (scsi)
ディスク /dev/sda: 1500GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: gpt

番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
[/cc]

 

容量の単位をセクタに設定

[cc lang=’text’ ]
(parted) unit s
[/cc]

 

新たにパーティション作成。

パーティションの起点を8で割り切れる数にしておく。

512 * 8 = 4096 ってことで。

今回は 2048s にした。一回 64s でやってみたら同じ警告が出たので

あまり小さすぎる起点もダメなのかもしれない。

終点は -1s でHDDの最後まで

[cc lang=’text’ ]
(parted) mkpart primary 2048s -1s
警告: 2048s から 2930277167s までのパーティションを指定されました。
可能な中で最も近いものは 2048s から 2930277134s になります。
それでもかまいませんか?
はい(Y)/Yes/いいえ(N)/No? Y
[/cc]

 

何の警告も出ず終了したから成功したっぽい。

一応確認

[cc lang=’text’ ]
root@server:~# partx /dev/sda
# 1: 2048–1364690162 (-1364692209 sectors, 1500300 MB)
[/cc]

 

ばっちりなのでフォーマットしなおして完了ー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。